めっきとは? めっきとは、「物の表面」に「金属」を被覆する技術の総称です。
すこし具体的に言えば、めっきは、金属や樹脂などの「素材の表面」に金、銀、銅、ニッケル、クロム、といった「金属の薄い皮膜」を素材に付着する技術です。
めっきは、製品に美観を与えたり、さびを防いだり、摩擦に強くしたり、電気伝導性を与えたりなど、素材へのさまざまな機能の付与が目的です。
アクセサリーや生活用品から自動車、最先端の電子機器まで、めっき技術はあらゆるところに駆使されています。
いまや、私たちの生活はめっきなしには成り立たないと言っても過言ではありません。
新聞などのメディアでは「メッキ」と表記されることも多いですが、「メッキ」は外来語ではありません。
「めっき」は日本語です(漢字では「鍍金」(めっき))。
かつてのめっき技術は、金を水銀に溶かした金アマルガムを表面に塗り、加熱して水銀を蒸発させ、金の塗膜だけを残す焼着法でした。
東大寺の大仏にも駆使された手法です。これが、金が水銀の中に消滅してしまうかのようであったため、滅金(めっきん)とよばれるようになりました。
この「めっきん」が「めっき」に転化したと言われています。
このように、めっきは日本にも古くからある技術です。
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